【あべ そうた】令和4年度第4回定例会①PTA業務業務委託について 一般質問【調布市議会議員】

こんばんは、あべそうたです。


今回は、PTA業務の業務委託についての質問を紹介します。


6月に行った一般質問でPTAについて市の認識や関係性について質問をした。


まずは、前回の一般質問をおさらいさせていただきます。

・PTAの共働き世帯の増加はあると考えている。

・アプリやオンラインを活用してコミュニケーションの工夫をしている事を把握。

・教育委員会からPTA加入を強制しないよう周知している。

・一例として、PTAによってはコロナ禍を機に役員数を減らし、人手が必要な際はその都度ボ  ランティアを募集して業務の負担を減らす工夫を行っている事を把握している。

・調布市公立学校PTA連合会に交付金を交付し、研修や懇談会などの活動で利用しPTA活動の支援を行っている。

・PTA活動は、学校運営を側面から支え、学校長などと協働し学校が抱える諸問題の解決にご尽力いただいている。


この様な、市としての認識・答弁がありました。


前回の一般質問後に、報道でも多く取り上げられた、大手企業の近畿日本ツーリストが発表し8月25日から始まった

【PTA業務アウトソーシング事業】

と言うものがあります。


今までも業務委託サービスはありましたが、大手の企業がPTAの業務を委託するサービスを発表した事は話題と共にPTAにおける現状の課題を世の中に再確認させられるものだったと考えます。

前回の質問で、PTAの共働き世帯の増加を市としても認識している事は確認できました。


共働き世帯が増加しているという事は、PTA業務の為に保護者が時間を割くことが難しく、負担になる事は言うまでもない状況だと考えます。


市の予算とは、市として必要とする部分に皆様から頂いた税金を再分配するものと認識しています。


市として、PTAの活動は学校の抱える諸問題の解決に尽力して頂いていると言う認識は前回の一般質問にて確認しています。

学校の諸問題を解決しているPTA活動が共働きの増加などの要因によりPTAで行う事が負担になってしまう場合に市として

PTAが民間に委託する費用に予算を付ける考えはあるのかお伺いします。


PTAの成り立ちをさかのぼると、戦後のGHQによるとも言われています。

戦後に<父母と先生の会>などと名称され、財政が厳しい状況で学校運営を進めていく為に、保護者などが学校の修繕などを行っていた所から始まっています。

PTAは、戦後の学校給食の拡充を国に要望し実現させた事や、学校の設備などの充実に対して大きな声として学校・子供の環境改善に大きく貢献しいて、今後も必要不可欠な重要な組織だと考えています。

現在のPTAの存在意義としては、子供の為に保護者が学校で子供がどの様に過ごしているのかを教員と関りコミュニケーションをとる事で理解する事や、子供の為に保護者同士や地域との関りにより新たなコミュニティを形成していく事が重要な役割だと考えます。


保護者の就労実態やひとり親の増加など、PTA活動に時間を取られるのが以前より大きな負担になっている事は明白だと考えます。


大手の企業が、【PTA業務アウトソーシング事業】を始めると言う事は当然、多くの需要が見込まれる・PTA業務を減らしたい・なくしたいと言う考えも持つ保護者が増えてきているからだと考えます。

PTAを無くした学校などもありますが、保護者の負担は減ったが無くした事での問題も出てきていると認識しています。

PTAを無くしてはいけない、しかし負担を軽減しないと今までのPTAと言う組織を維持できない。

この様な状況から、市内のPTAでもPTA活動を見直し工夫しているPTAも出てきています。

業務委託をするかしないかは、各PTAの判断だと考えますが市としてPTAを必要な組織と考えているなら。


PTA活動が必要な活動だと考えるなら、市内のPTAに【PTA業務アウトソーシング事業】という選択肢を作るべきだと考えます。


【PTA業務アウトソーシング事業】を、大手の企業に限らず調布のシルバーを利用する事で市内の雇用の促進にも繋がるメリットも含まれるとやり方も良いと考えています。

市として、PTAに所属する保護者が行ってくれている事業・活動を、学校・子供にとって必要だと捉えているのか無くてもいい活動だと捉えているのかお伺いします。


市の答弁としては、

・PTA業務の必要性の認識について

学校行事の運営補助等,様々な事業を通して学校運営を側面から支えていただくとともに,学校長をはじめとする教育関係者と協働して

学校が抱える諸問題の解決に御尽力いただいていると認識しております。


・PTA業務委託費用の補助について

共働き世帯が増えている現状において,PTA業務における保護者の負担軽減を図るため,行事の受付やイベント企画等のPTA業務において,民間事業者への外部委託が行われている事例があることについて認識しております。

現在,市教育委員会は,調布市公立学校PTA連合会が実施する研修会や教育懇談会などの活動に対し,調布市公立学校PTA連合会補助金を交付することで,市内におけるPTA活動の支援を行っております。

各校のPTAで行われている個別の事業については,それぞれのPTAが実施内容を決定しており,その業務を外部委託することについても,各校のPTAが判断するものであると認識しております。


との事です。


各PTAへの補助は、今のところ一切行っていません。

必要で重要な組織に対して、活動費用の補助を出すのは当然だと考える。

引き続き、PTAが子供にとっても親にとっても良い形で残る様に努力し続けます。

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